エコキュートの交換は標準工事で収まることも多い一方、設置条件によっては追加の作業が必要になります。どういう場合に何が増えるのかを、あらかじめ知っておくと見積もりの内容を判断しやすくなります。
搬入経路
貯湯タンクは460Lクラスで高さ2メートル前後、空の状態でも80kg前後あります。次のような条件では、通常より人数や時間がかかります。
- 通路幅が狭く、タンクを立てたまま通せない
- 設置場所までに階段がある
- 旗竿地で、道路から設置場所まで距離がある
- 工事車両を停められる位置が設置場所から離れている
基礎
既存の基礎をそのまま使えるかどうかは、現地で確認します。
- 既存基礎にひび割れや沈下がある
- 容量を上げて機器が大きくなり、既存基礎の寸法に載らない
- 低地で、据付面を高くする必要がある
満水時の貯湯タンクは数百キロになるため、基礎の状態は安全に関わる確認項目です。
配管
設置位置を変える場合は配管の延長が必要です。また既存配管が劣化している場合は、交換しないと漏れの原因になります。
電気工事
エコキュートは単相200Vで動きます。次の場合は電気工事が発生します。
- ガス給湯器からの切り替えで、200V回路が無い
- 分電盤に空き回路が無い
- 契約容量を上げる必要がある
- 既存配線が古く、そのまま使えない
ガス給湯器からエコキュートへの切り替えでは、電気工事はほぼ確実に必要になります。
撤去処分
取り外した機器の搬出と処分が含まれます。搬出経路が搬入と同じ条件になるため、狭い場所では作業量が増えます。
特殊仕様
多摩西部の冷え込む地域では寒冷地仕様、臨海部では耐塩害仕様といった選択が必要になることがあります。これらは標準仕様の機種より本体価格が上がります。